遊戯王カードWiki - 《Ｘ－セイバーパシウル》

《Ｘ(エックス)－セイバーパシウル/X-Saber Pashuul》 †

チューナー・効果モンスター
星２/地属性/戦士族/攻 100/守   0
(1)：このカードは戦闘では破壊されない。
(2)：相手スタンバイフェイズに発動する。
自分は１０００ダメージを受ける。
この効果はこのカードがモンスターゾーンに
表側守備表示で存在する場合に発動と処理を行う。

　戦闘破壊耐性があるチューナーで、相手の攻撃をかわしつつシンクロ召喚等に繋げられる。
　ただし、デメリットとして相手ターンに自分ダメージへのダメージが発生し、その量は1000と大きく、無視できるものではない。
　手札からセットした場合は、次の相手のスタンバイフェイズはライフロスを招かずに壁として運用できるが、現在の高速化した環境では些か悠長である点は否めない。
　守備力も低く貫通効果にも弱いので、長居をさせず早めに各種素材やリリースで処理したい。

　低レベル・低攻撃力・戦士族であるため、《トゥルース・リインフォース》・《聖騎士の追想イゾルデ》によるリクルートが容易で、《増援》によるサーチも可能。
　効果も汎用的であるため、場合によっては【Ｘ－セイバー】以外でも採用を検討できるだろう。
　地属性チューナーである点から、《ナチュル・ビースト》のシンクロ素材に利用できるのは大きなメリットと言える。
　また、《セイバー・リフレクト》を併用すれば、デメリットである自分へのダメージを相手に押し返しつつ、サーチに繋げることができる。

　変わった所では【Ｖ・ＨＥＲＯ】で採用してみるのも面白い。
　デメリットも、Ｖ・ＨＥＲＯを永続罠化させるトリガーになると考えればさほど気にもならないだろう。
　また、相手ターンにダメージを受けるカードは珍しいので、《Ｖ・ＨＥＲＯポイズナー》や《Ｖ・ＨＥＲＯミニマム・レイ》を相手ターンに使いやすくできるといったメリットも見逃せない。

「ダメージを受ける」効果なので、《レインボー・ライフ》等のダメージを回復に変えるカードとコンボが可能。
《地獄の扉越し銃》でダメージを相手に与えることも、《禁じられた聖杯》で無効化することもできる。
もっとも、《禁じられた聖杯》で無効化した場合、戦闘破壊耐性も無効化されるので、《ハネワタ》などで防ぐ方がいい。
《マテリアルドラゴン》の場合、実質破壊耐性を持たせながらライフゲインカードとして扱えなくもないか。
当然ながらダメージを回避しようするあまり、カード消費が多くなってしまっては本末転倒なので、変に意識しすぎない方がいいだろう。

イラストでは右目が義眼である上に、体の一部分が義手や義足でもある。
DTマスターガイドによればＸ－セイバーはワームに苦戦し、彼は闘いで体を失ってもそれらを義肢に置き換え、傷が癒えるのもまたずに戦場へ向かったとのこと。
戦闘集団であるＸ－セイバーでも特に低いステータスやダメージを受ける効果はそれによるものだろうか。

初期のＸ－セイバーの名前を考えると、モデルは円卓の騎士の一員であった「パーシヴァル(Percival)」だろう。
ガラハドと違い、《禁じられた聖杯》とは相性はあまりよくない。
- 英語名は「パシウル」というよりは「パシュール」である。
  《ライトロード・ハンターライコウ》・《霊滅術師カイクウ》と同じく、英語圏の人に辛い発音であることが理由だろう。

コナミのゲーム作品において―
DUEL TERMINALではペガサスとEXステージの牛尾が使用する。
優秀な壁であるがダメージを受けるデメリットはOCGより大きく、CPUは攻撃表示にしやすい傾向がある。
また、NEXTのアドベンチャーモードではＸ－セイバーが相手の際にチームの１体として登場する。

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